生涯乙女宣言者であるひなぎくの読んだ本をご紹介★
乙女的ではない本もたくさんありますので
乙女ではない方にも楽しんでいただけると思います(•´ω`•)

テンプル騎士団の遺産/スティーヴ・ベリー著、富永和子訳

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ダヴィンチ・コードでもテーマになった

キリスト教に隠された謎を追いかけます。

 

テンプル騎士団

レンヌ・ル・シャトー

聖骸布 など

 

陰謀論大好きな私に刺さりまくりなワードだらけ✨

わっくわくで図書館からお借りしてきました📚

 

 

 

 

【あらすじ】

かつて米国司法省のエージェントだったコットン・マローンは、

コペンハーゲンで古書販売の仕事をしながら新生活を楽しんでいた。

ところが、マローンのかつての上司、ステファニーを狙った

強盗事件をきっかけに、彼らはテンプル騎士団の遺産を探すことになる。

歴史的遺産を求めて競い、彼らの持つ情報を欲しがる正体不明の人物。

そして彼の指揮下にいる暗殺者たち。

危険な争いに足を踏み入れたマローンは、真実に近づくほど危険にさらされていく。

陰謀、背信、権力への欲望。死に至るゲームの果てに、

“大いなる遺産”がその姿を現す...。

 

テーマは面白い!

ストーリーも面白い!

 

ただ登場人物全員あまり好きにはなれない性格でした。

逆に言うとリアルな人物描写でした。

パーフェクトなスーパーマンは出てきませんので

現実主義な人にはむしろなじみやすいかも知れません。

 

あと訳が悪いのか原文が悪いのか

物語に全く没入できなかったです。

 

翻訳家はスターウォーズや猿の惑星シリーズを

担当なさった富永和子さんです。

かなりのベテランさんのようなので

翻訳が悪いとは考えにくいのですが、

明らかに日本語がおかしい箇所もあるのでなんとも…。

 

「キリスト教に精通していないと

翻訳しにくい箇所とかやっぱりあるのかなぁ」

とか思いながら読んでいたのですが、

キリスト教とは全く関係のない情景描写でも

てにをはがおかしくて

文章の始まりと終わりがつながらないなんて箇所も…。

 

 

 

 

場面転換があるわけでもないのに

「彼」が示す人物が数行で変わったりもします。

普段は翻訳本を読んでも代名詞に困ることは

あまりないのですがこの作品では頻繁に困りました。

 

そのため、

誰がどう動いているのか。

誰が何を考えているのか。

誰が何を見ているのか。

そういうものを読み解くのに毎回推理が必要なので

完読するのがすごく辛かったです。

 

私の読解力が足りないのかも知れません。

文章の相性もあるのかも知れません。

 

ダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔などの

ダン・ブラウン作品を翻訳なさった越前敏弥さんに

翻訳してもらえたらもう一度読んでみたいなぁ。

↑ 私にはすごく読みやすい翻訳家さん

 

文章自体は私に合わなかったものの、

ミステリーの内容は楽しめました。

 

キリスト教やテンプル騎士団についての

予備知識がなくても内容は楽しめます!

テンプル騎士団についての謎もキリスト教素人の私でも

わくわくと謎を追うことが出来ました。

これが真実なのでは…と思わせるような

説得力があるようにも感じました。

 



でも1つ私にはよくわからなかった箇所がありました。

「イエスキリストが生きていた証」があると

都合が悪いというところです。

 

生きていた証があった方が良いのではないの…?

 

理由も描かれていたような気がするのですが

一瞬理解した気になってはまた

「あれ?なんでだっけ…?」

ってなってしまって…💦

そして読後もその状態になっています。

 

なんでだっけ…?

 

 

でもダ・ヴィンチ・コードの説もありそうなのですよねぇ。

 

私はど素人なのですが

レンヌ・ル・シャトーマニアな方々の

意見も解説付きで聞いてみたい推理内容でした。

 

ほかにもいろんな説があるのだろうなぁと思うと

やっぱりレンヌ・ル・シャトーの謎は面白いですね!! 

 

 

文章が多少おかしくても

こだわらずに読み飛ばせる方や

根気よく読み続けられる方にはオススメします。

 

 

 

 

  


 


 

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