生涯乙女宣言者であるひなぎくの読んだ本をご紹介★
乙女的ではない本もたくさんありますので
乙女ではない方にも楽しんでいただけると思います(•´ω`•)

紅茶屋のつぶやき/堀江敏樹

※今回は大部分が愚痴になっています💦

 

 

 
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図書館に立ち寄った際、

面出しされていたので

手に取ってみました。

 

筆者の堀江敏樹さんは

堂島にあった「ティーハウス ムジカ」さんの

生みの親だそうです。

 

 

大阪の堂島にあったお店で、

梅田からの便が悪く

1~2回しか行けなかったのですが

 

しかし先日立ち寄った時には

閉店されていて残念でした( ノД`)

 

おいしいという人が多いですが

私にはそこまではよくわかりませんでした。

「値段の割においしい」という印象でした。

 

でも飲んだのは10年ほど前だし、

おいしいと評判なのでもう一回

試しに行きたいと思ったのです。

 

 

そのような回想をしながら

表紙を開くと、目次の第一項に

紅茶をもっとふつうに楽しく」と

ありました。

 

私も常から思っていることなので共感し、

もっと読んでみたいと思いお借りしてきました。

 

 

私は紅茶・緑茶・ウーロン茶なんでも好きです☕💕

 

更には「こうあるべき」というのが

あまり好きではなく、温度や量も

個人の好みによるので

好きに飲めばいいという考えです。

 

ミルクを入れても入れなくても、

お砂糖を入れても入れなくても、

濃くても薄くても。

単なる飲み物なのですから。

 

紅茶愛好歴25年ほどの私の

お茶へのこだわりは

「細かいことにこだわらない」ということです。

 

茶葉のおいしさを最大限に出す方法は

あるのですが、日常で飲むのに

最大限を毎回出さなくても良いと思うのです。

 

生産者様にとっては少し悲しいことかも

知れませんが、長く付き合うためには

手を抜くことも必要ではないでしょうか。

毎回全力では疲れてしまいます。

 

おいしい茶葉は多少乱暴な淹れ方をしても

おいしいのです。

 

そこそこの茶葉を

美味しく淹れようとする手間ひまを

お金で解決しているのかもしれません。

 

おいしい茶葉を買って、

手間をかけずに淹れ、

頻繁に楽しむという感覚です。

 

 

 

お店で紅茶をお願いすると

紅茶好きそう」とか

(↑ロココやロリータ好き。そのイメージ?)

家でも優雅に飲むのですか

などと言われることがあります。

 

私は紅茶に「優雅」「華やか」という

イメージを持ったことがないので

いつも不思議に感じていました。

 

ホテルでのアフタヌーンティは

優雅で素敵ですけれどもね(•´ω`•)

そういうイメージが紅茶そのものにあるのかな?

 

家では茶葉をだしパックに入れて

500mlのガラス製マグカップに

なみなみ淹れて飲みます。

なので、優雅とは程遠いです。

 

 

私の愛用マグカップ🎶 

 

 

さて、帰宅して早速読んでみました。

紅茶に関するエッセイ本です。

 

初めのころはインスタントラーメンを例にして

砂時計で測ったりせずもっと気軽に」という

内容であったり、チャイを「みるくこうちゃ」と

して出す保育園の話題などが挙がり楽しかったです。

 

しかし読み進めるうちに「紅茶屋のつぶやき」は

いつしか「紅茶屋のぼやき」になってゆき、

渋めの紅茶最高!

フレーバードティ(香り付きの紅茶)は邪道!

ポットで入れるべき!

などとも取れる内容を叫び始めます。

 

「紅茶をもっとふつうに楽しく」

はどこへ行ったのでしょうか。

 

「紅茶は嗜好品なので個人の好きに飲めばよい」

と言いながらも、

「たくさん飲まないと紅茶好きとは言えない」

と言ったりします。

 

 

・・・(゚Д゚)エッ

 

 

私はイチゴが大好きなのですが

毎日は食べませんので

イチゴ好きとは言えないのでしょうか。

変な理屈です。

 

紅茶が好きだけれども

毎日は飲まないという人も

たくさんいると思いますけどねぇ💦

 

ちなみに1日3回(6杯)は飲まなくては

いけないそうですよ。

厳密には著者ではなく、著者が

師と仰ぐ方の言葉のようですが

共感なさっているように感じました。 

 

 

読み進めると「あれ・・・?」と

思うことが増えていきました。

 

 

回顧主義者で、

クラシックティ至上主義、

紅茶の魅力は渋み、

そしてリプトンさんの青缶信者。

結構な頑固さを感じます。

 

昔ながらの武骨な紅茶がお好きなようで、

自分の慣れ親しんできた味しか

受け付けないという印象です。

 

 

フレーバードティを「品のない厚化粧」と

例えた時点でもうね・・・。

(↑ここで我慢できなくなって

ブログを書き始めています)

 

 

お店でお客さんに出す際、

ティーポットに茶葉を残すか残さないかの

「イギリス式(残す)」

「フランス式(残さない)」を

お客さんに問われるまで知らなかったそうです。

(筆者はイギリス式)

 

そんな人がフランスにおける紅茶文化として

生まれたフレーバードティを

扱き下ろすなんて・・・。

はっきり言って不快です。

 

最近知ったもの=新しいもの=邪道

という思考回路のように感じました。

 

フランスの老舗紅茶専門店である

マリアージュ・フレールさん(大大大好き💕)

「マルコポーロ」というお茶には

とても洗練されていて品のある

お花のフレーバーがついています。

 

このブランドは17世紀からあります。

イギリスの紅茶文化よりは新しいですが

日本の紅茶文化よりはずっと古いです。

 

 

 

 
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フレーバードティだと

「お茶の持つ本来の味を味わう」ことができないと

嘆いていらっしゃいます。

 

言いたいことはわかりますが

紅茶の愉しみは「お茶の持つ本来の味を味わう」

だけではないのでは・・・。

 

筆者は「渋すぎる紅茶にはたっぷりのミルクを」と

ミルクを入れることを頻繁に勧めるのですが

フレーバーではお茶本来の味が壊されて

ミルクでは壊されないという理屈に納得がいきません。

 

 

筆者のこだわりは

「もっとふつうに楽しむ」趣旨からは

外れていると思います。

 

筆者の想定する「紅茶好き」とは

「茶葉好き」または「専門家」ではないでしょうか。

 

 

 

更に筆者曰く

「今お茶の世界はとんでもない変化の波」に

さらされているそうです。

 

最近の実例として

「オシャレな日本茶の商品化を展開している

お茶屋さんの商品。

ほうじ茶にチョコレートフレーバーがつけてあり、

キャラメルチップが混入されてあるティーバッグ」

とあります。

 

 

ねぇ、もしかして

おちゃらかさんの悪口言ってます?

(´・ω・`)

 

 

www.ocharaka.co.jp

キャラメルチップが入っているとは

書かれていないので違うのかなぁ?? 

 

おちゃらかさんは

日本茶に魅了されてその可能性に気づいた

フランス人が日本茶にフレーバーをつけて

進化させてできたお店です。

 

世界に向けて日本茶の魅力を広げて

くださっています。

日本人としてありがたい話ではないですか。

 

ツイッター見つけたー!

twitter.com

大阪の堺市にカフェをオープンなさったそうです!

行きにくい場所に・・・💦 

でも行ってみたいー💕

 

「日本茶に香りづけ」って

拒否反応を示す人の気持ちもわかりますが

飲まなければ良いだけでしょう。

悪意をもって「とんでもない変化の波」とは

あまりにも失礼では・・・。

 

紅茶のフレーバードティがあるのだから

日本茶のフレーバードティもありだと思います。

 

 

中国のペットボトルの緑茶にはお砂糖が入っています。

モンゴルでは紅茶にバターを入れることもあります。

好みに合わせて好きに楽しめば良いと思います。

口に合わなければ飲まなければ良いだけです。

 

 

私はおちゃらかさんのお茶、画期的!と思いました。

本当によくできたフレーバーで楽しいです✨

 

そういえばルピシアさんのフレーバー付き

緑茶やウーロン茶をずいぶん昔から

飲んでいたのに、なぜ改めて感動したのだろう。

 

「フランス人」が「日本茶」を専門的に

加工しているというのが画期的に感じたのかも。

 

 

しかし筆者のこの反応・・・。

新しいものへの拒絶では無いならば

好みの問題なのでしょうか。

 

ハリウッド女優を見て

「こんな下品で厚化粧な女にはほんまの色気はない。

やっぱり舞子さんが最高や」

と言っているおじさんを見ているようで不快です。

(むしろ舞子さんの方が厚化粧)

 

完全に別物で、それぞれの良さがあります。

 

専門家としてのこだわりが

あるのかもしれませんが、

そのこだわりを捨てられないのなら

「もっとふつうに楽しく」は嘘です。

 

影響力のある専門家だからこそ

無責任な発言はどうかと思います。

 

筆者の「もっとふつうに」は、どうやら

「家でお茶を淹れる」ということのようで

私のように「こだわりなく飲む」

というのとは少し違うようです。

 

私の考えとは違いがある人の本も

いくつか読みましたが

「そういう見方もあるのかー」と

感じることの方が多いです。

目から鱗というか。

こんなに飲み込めないのは久しぶりです。

 

 

我慢して読み進めていくと

急に番茶を称賛しだしました。

”武骨は正義”というお茶哲学なのかな。

  

そして、濃く渋いお茶=おいしいお茶と

考えていらっしゃるようですが・・・。

 

私は一般に言われる量よりも薄めが好きです。

でもマリアージュ・フレールさんのサロンで

頂くときは毎回おいしいので、

私が一般的な量を勘違いしているのかなぁ・・・??

 

マリアージュ・フレールさんは

もちろんフランス式でお出しになるので

お店の人が「おいしい」と思う味にしてから

茶葉を抜いて持ってきてくださいます。

 

私はストレートでたくさん飲むので

ミルクを入れる人とは少し好みが

違うのかもしれません。

 

あ、ムジカさんの紅茶ってミルクに合うのかも!

そう考えるとそうなのかも。

とても素朴なので、濃く淹れて

ミルクを入れるとおいしそうです。

なるほど。

 

しかし筆者のお茶に対する姿勢はちっとも

”ふつう”ではないし

読んでいて”楽しく”もないです。

 

もはや目次詐欺。

 

「おしゃれ」「カフェ」を毛嫌いし、

「にわか紅茶好き」を苦笑して眺めています。

「いま流行の紅茶〇〇(本や店)」という言葉も

多用されています。

 

専門家としての

余裕もおとな気もありません。

 

うんちくを述べる人もお嫌いなようですが

私から見れば筆者がまさにその人です。

 

「いま流行の」を多用された文章は

時代に置いて行かれるお年寄りの

言い訳じみた印象を受けます。

 

紅茶が流行れば、おいしいお茶が

飲めるお店が増えるので私はうれしいです。

自分のお店も繁盛するのに、

何を嘆いているのでしょうか・・・。

 

(°Д°)アッ!!

もしかしたら新進気鋭のお店に

お客さんを取られたのかも・・・。

だから「流行」を毛嫌いして・・・。

だから大阪店を閉店して・・・。

 

そして、「オシャレ紅茶専門店」を

批判したいがために

なぜかインド料理屋さん(のチャイ)を

持ち上げたりもします。

 

「チャイとサモサを注文すれば、

いま流行の紅茶専門店よりも

ずっとリーズナブルな価格で本格的な

チャイを楽しむことができるのです。」

とあります。

 

お茶本来の味はどこに行ったの!

(チャイはインドがイギリス領土だった時に

茶葉を栽培させられていました。現地民の手元に残ったくず茶葉を

何とかおいしく飲むために工夫されて生まれたと言われています。

ほかに中国が起源とされる説もあるそうですが・・・。)

 

そして、いま流行の紅茶専門店って・・・。

すっごくブーメラン。

ツッコミ待ちなのですか?💦

 

安くミルクティを楽しむ方法はないかと聞かれたら

そのように教えて差し上げると親切ですね。

確かにその通りだし、盲点でした。

 

でもお店の雰囲気は大事です。

ケーキやスコーンを食べたいときもあります。

 

なので、どちらも私には魅力的です。

おしゃれした格好でカレーとたばこの香る

インド料理屋さんでお茶するのはちょっと・・・。

 

雰囲気だけが良くてお茶はおいしくないお店も

かなりがっかりしますが・・・。

 

高いけどおいしくて雰囲気の良いお店と

雰囲気はないけれども安くておいしいお店は

どちらも好きです。

 

 

そして後半は毎回ペットボトルの紅茶が

やり玉に挙げられています。

 

確かにペットの紅茶は紅茶というよりも

むしろジュースだと私も感じます。

初めて飲んだ時は紅茶の味がしないことに驚き、

こんなの紅茶じゃない!と思いました。

  

でもその味が好きな人もいるので

そこまで言わなくても・・・という印象です。

 

私もそんなに好きではないですし、

ペットの味しか知らない人には

茶葉から淹れた紅茶も

飲んでみてほしいとは思います。

 

そんな私でも不快に感じたので、

日ごろからペットの紅茶を好んで

飲んでいる方には嫌な文章だと思います。

 

ご自身の好みに合わないものには

すごく剣のある表現をなさるの。

嫌味な言い回し、強烈な皮肉、

極端な対比、馬鹿にした表現・・・。

 

この人の文章を読んで

「そうか、ペットの紅茶は偽物なのか。

明日からは茶葉から淹れよう」と

思える人は素直で本当に素敵だと思います。

 

本心から思います。

私は無理でしたので・・・。

 

 

 

何だろう、この不快感。

 

筆者の中で

自分の好みや考え=正しい

になっているのかなぁ・・・💦

 

もやもやしながら読んでいると

筆者は第2次世界大戦終了前後に

小学生だったとの記載がありました。

 

出たー!

団塊世代!!

(厳密には焼け跡世代のようです)

 

私は”団塊世代”と呼ばれる年代の

特に男性に偏見を持っています。

 

今まで出会った団塊世代~やや上の男性は、

「頑固で横柄で失礼で自分が絶対」な人が

大変多かったからです。

 

親戚、お客様(←接客業)、街で見かける人

etc.etc...

 

 団塊世代って何歳くらいを指すのか

念のために調べていたらこんなサイトを

見つけました。

 

syukatsulabo.jp

 

団塊世代の特徴として 

・人の話を聞かず、自分が一番正しいと

思い込んでいて常に自分が中心である。

という文章がありました。

 

私がこの本から感じて、そして言いたかったのは

まさにこれです。

このように感じていたのは

私だけではなかったのですね。

 

 

まだ半分しか読んでいないのですが

どうにもモヤモヤして

ここに感想という名の愚痴を

ぶちまけてしまいました。

 

あと半分・・・。

辛い・・・。

 

でも読み始めたら最後まで読まないと

少し気持ちが悪いので読み切ります。

 

団塊世代の男性と意気投合できる人で

紅茶が好きな方には楽しめる内容が

たくさんあると思います。

 

私はちょっと苦手です・・・(;´・ω・)

 

 

 

 ブログをチラ裏に使ってごめんなさい・・・><;

 

 

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