生涯乙女宣言者であるひなぎくの読んだ本をご紹介★
乙女的ではない本もたくさんありますので
乙女ではない方にも楽しんでいただけると思います(•´ω`•)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹

 

 

仲良し5人組の高校生たち。

主人公の多崎つくる。

成績優秀な赤松 慶。

スポーツマンの青海 悦夫。

音楽の才能ある美少女・白根 柚木

読書家の黒埜 恵里。

 

みんな苗字に色がついているのに

つくるだけ色彩を持たないので

軽い疎外感を持っていた。

でも均整の取れたバランスで

仲良くやっていた。

 

高校卒業後、つくるは東京の大学へ。

ほかの4人は地元の愛知県で。

 

その後も愛知へたびたび帰って

仲良くしていたがある日突然

4人から絶交宣言をされてしまう。

 

そんな過去を持ったつくるが大人になった

現在の視点からのお話。

ある日、ガールフレンドに促されて

なぜ絶縁されてしまったのか

原因を探るため巡礼することになる。

 

 

この作品もやはり村上春樹さんらしく

全部はすっきりとわかりませんが

かなりの部分が解き明かされて

比較的すっきりします。

 

過去のつくるは解明できたけれども

今後の作るのことはわからない。

 

現実もそうですよね。

わからないことがわからないままの場合もあるし

紐解くことでわかる場合もある。

そして今後のことは誰にも分らない。

 

そんなところだけリアルなのーって

いつももやもやしちゃいます(笑)。

 

でもこの作品はわかりやすいので

村上春樹作品を読んだことのない人に

オススメするのに向いていると思います。

 

ハルキストには少し物足りなかったりするのかなぁ。

 

 

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