漫画古典文学【古事記】/里中満智子

古事記（マンガ古典文学） 1-2巻セット [ 里中満智子 ] 価格：3456円（税込、送料無料) (2018/2/7時点)

これは読みやすい！

わかりやすい！！

感動しました✨

天皇陛下の退位が4/30の予定と報道されています。

近年特に、パワースポットとしての神社や

御朱印集めなど日本の文化に

日本人が立ち返っている気がします。

私もその一人で、古事記の詳細なストーリーを

知りたいとずっと思っていたのですが

最近特に思います。

日本人なのに、日本の神話を知らないなんて･･･と。

天皇陛下の御名前を知らない日本人も多いと思います。

ちなみ明仁（あきひと）様です。

恥ずかしいことに今知ったのですが

次期天皇となる現皇太子様は徳仁（なるひと）様です。

知らないと読めない漢字ですね💦

そして日本人のPCなのに皇太子様の御名前が

一発変換されないなんて(´・ω・｀)

中国製のLenovoを使っているからでしょうか･･･。

古事記の話に戻ります。

日本人って物語としてのギリシャ神話や

キリスト教については割と知っているのに、

古事記のことはあまり知らないですよね。

しかし古事記が読みにくいのも事実です。

神の名前がまず読めない。

当て字のような漢字の羅列がものすごい。

須佐之男命（すさのおのみこと）

まだ読めますね。

市寸島比売命（いちきしましめのみこと）

これ、「き」って読めるんだ･･･。

大日孁貴神（おおひるめのむちのかみ）

もう無理。

見たことのない漢字も入っています。

見たことのある漢字も読めません。

ちなみに天照大御神（あまてらすおおみかみ）の別名。

などなど。

そして

ストーリーが突拍子もなくて

ついていけない。

人型の神様が日本列島を生むという時点で思考停止。

神様の感情などが描かれておらず

淡々とストーリーが進められるので

なおのこと入っていけません。

文学というよりは歴史書を読んでいる感覚に近いです。

漫画になっている古事記も何度か読んでみましたが

長セリフによる説明書きが多くて

「これ、漫画じゃなくて

挿絵の多い小説じゃん！」

なものがとても多かったです。

そんな中で里中満智子先生の冒頭の漫画に

出会いました。

ちゃんと漫画として成り立ってる！！

ストーリーになってる！！！

感動！！！

しっかりと古事記の内容を

ご理解なさっているのだと思います。

でないと漫画として成立させるのは

大変難しい内容です。

一気に里中満智子先生のファンになりました💕

歴史が苦手なので、里中先生の漫画になっている

歴史関係の本はとりあえず全部読んでみたいです。

きっと理解を深めることができると思います。

古事記に断念した人に強くお勧めしたいです。

少し高いので、図書館でもいいですから

どうぞ読んでみてください。

もちろん深くまで網羅しているわけではなく

あらすじ程度の内容ですが、

物語としてスルッと入ってくるので

古事記そのものも読みやすくなると思います。

超有名な先生ですが、今まで読んだことがなかったのです。

今回、この本に出会えてよかったと本当に思います。

私は図書館でお借りしたのですが

購入しようと思っています。

来年あたり文庫版になってくれないかなぁ･･(*´艸`*)

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